チャンスに強い=得点圏打率が高い
皆さんそう思っているし、間違っていないと思います。
真のチャンスとかいう存在しない言葉
でも実際の試合を観ていると、必ずしも
得点圏=絶対に点を取ってほしい場面
というわけではないことが多くないですか?
例えば
・大量リードしている場面のタイムリー、ホームラン
・大量ビハインドしている場面の9回のタイムリー
等
「明日に取っておいて~!」とか「もっと早い段階でそれやってくれよ~」
とか思ってしまう場面のことです。
もちろん、どんな試合展開でも点が取れることに越したことは無いし、
その得点から試合が大きく動くことも多々あります。
(中日ドラゴンズの場合は特に普段点が取れないので….)
ですが、今回は単純に
チームの勝敗にかかわる場面=真のチャンス
として、その場面でのチーム真チャン打点王は誰なのか?
を調べてみました!
ルール説明
今回、カウントする打点は下記の通りです。
①ビハインドの場面で同点になる打点
②ビハインドの場面の逆転になる打点
③同点の場面の勝ち越しとなる打点
④自身を含めたランナーが全て生還した場合同点になる場面での打点
⑤自身を含めたランナーが全て生還した場合逆転する場面での打点
①②と④⑤の違いについて、
④⑤は3点ビハインド満塁の場面で二点タイムリーを打っても
カウントされるというような意味です。
また、1点ビハインドで放った3ランホームランなどおつりがくるものも
全て真チャン打点としてカウントしていきます!
カウントするにあたり、今回Sportsnavi様の試合結果をすべて見直し、
打点の計算をマンパワーで実施したため、多少数字に誤差はあるかもしれませんが、
ご了承ください。。。。
それではランキングスタートです!!!
第5位
第5位
木下拓哉選手!
真チャン打点 11点 (全打点48打点、真チャン打点率22.9%)
第4位
第4位
A・マルティネス選手!
真チャン打点 12点 (全打点24打点、真チャン打点率50.0%)
第3位
第3位
岡林勇希選手!
真チャン打点 17点 (全打点24打点、真チャン打点率53.1%)
第2位
第2位
ビシエド選手!
真チャン打点 34点 (全打点63打点、真チャン打点率53.97%)
第1位
第1位
阿部寿樹選手!
真チャン打点 38点 (全打点57打点、真チャン打点率66.7%)
まとめ
今回の結果をまとめるとこちらになります。
真チャン打点 | 全打点 | 真チャン打点率 | ||
1位 | 阿部寿樹 | 38 | 57 | 66.67% |
2位 | ビシエド | 34 | 63 | 53.97% |
3位 | 岡林勇希 | 17 | 32 | 53.13% |
4位 | A・マルティネス | 12 | 24 | 50.00% |
5位 | 木下拓哉 | 11 | 48 | 22.92% |
うーーーん。上位5人中2人が移籍するという。。。。
来季もこのままだと苦しい戦いになりそうですね。
そして、木下選手、真チャン打点率が上位4人に比べ非常に少ない気がします。。。
※6位の石川昂弥選手が真チャン打点数8、真チャン打点率42.11%
7位の大島洋平選手が真チャン打点数8、真チャン打点率40.00%
来季の木下選手には、効果的な場面でのタイムリー・ホームランを期待したいですね!
ちなみに得点圏打率リーグトップ.350の三冠王村上宗隆選手の場合
真チャン打点 65点 (全打点134打点、真チャン打点率48.5%)
となります。
そもそもの打点数及びチーム得点数が全く違うので、一概に比較はできないのですが、
ビシエド選手や岡林勇希選手は真チャン打点率だけで見ると全く引けを取っていませんね!
(だから何だという話なんですが…)
村上選手の真チャン打点を数えている時に、印象的だったのは
先制、同点、勝ち越し、逆転時のホームランの多さが非常に目立ちました。
今回、ドラゴンズの選手たちは、内野ゴロの間の一点や、併殺崩れの間の一点などが多く
“もったいない”攻撃をしていることが非常に目立っていました。
来季はそこで、一本ヒットが出るかどうかが非常に大事になってきますね。
新戦力に求める成績
今回、阿部選手、アリエル選手が抜けてしまうことでの打撃力低下を防ぐために、
アキーノ選手等外国人野手での補強を行ってきました。
今回の検証で、単純な打点だけに注目するのではなく、
チームの負けを防ぐ打点(真チャン打点)をどれだけ稼ぐことができるかに注目して
来季の試合を観戦したいと思います。
アキーノ選手に求めるラインとしては、
阿部+アリエルの真チャン打点数50点を目指してもらいたいと思います。
そこがクリアできれば、総打点数が、80打点であろうが構わないと思っています。
見かけの成績だけではなく少し違った視点で野球を観察するとめちゃくちゃ面白かったです!
次回もお楽しみください!
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