阿部寿樹選手、京田陽太選手のトレードに思うこと

野球

11/18 またしても衝撃のトレードが発表された。

中日ドラゴンズ京田陽太選手⇔横浜DeNAベイスターズ砂田毅樹選手

先日発表された
中日ドラゴンズ阿部寿樹選手⇔東北楽天ゴールデンイーグルス涌井秀章選手
と合わせて、2022年開幕スタメン二遊間がチームを離れることになった。

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監督の思惑

5月のあのDeNA戦以降、京田選手のスタメン出場は激減し、
ショートには三ツ俣大樹選手、土田龍空選手がポジションにつくことが増えた。

今思えばこの時点で、立浪監督の来季構想に「ショート 京田陽太」は入っていなかったのだろう。

阿部選手については、高橋周平選手を来季サードで固定することを明言しており、
阿部選手のセカンドでの起用もないということから、
阿部選手のポジションが不明瞭であったこと。
監督が、阿部選手よりも高橋周平選手を起用したいと考えていたこと。
この二点から、トレードに踏み切ったのだと考えられる。

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来季の二遊間

このオフ、京田選手、阿部選手、三ツ俣選手を退団させたドラゴンズ、
来季の二遊間は大きく若返りを遂げると予想される。

ただ、若返りを行うにあたり、リスクヘッジが全くされていないように感じるのが、
ファンの不安要素として大いにあるはずだ。

若返りの利点としては
・チームに勢いをつける
・中長期的なチームの屋台骨になる選手の育成
・ベテラン勢への奮起を促す

これらがぱっと思いつくが、
来季のスタメンが予想されている選手は
シーズン通して試合に出続けた経験もなく、
体力面で不安を抱えている。
人工芝のバンテリンドームではケガのリスクも高い。

そこで、窮地を救ってくれるのが、ベテラン・中堅選手ではないだろうか。

若返りを目指すのは、大いに結構。

ただ、すこし計画性がなさすぎるのではないか。

そんなことを思ってしまう。

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与えられるポジション

ここ数年の中日ドラゴンズの低迷には、
黄金期を支えた選手たちの後継者問題が長く尾を引きづっているといっても過言ではない。

二遊間で言えば、アライバコンビに変わる次世代の育成が全くできていなかった。

蓋を開ければ、アライバの代わりに選手をとりあえず起用しただけ。
こればっかりは、ドラフト戦略が悉く裏目に出続けたことも要因の一つだといえる。

今はどうだろう。

土田龍空の台頭、ドラフトで内野手の大量獲得。
暗黒期を支えてきた中堅たち。
競争させるにはうってつけの舞台が整ったのではないだろうか。
そんなことを考えていた矢先の出来事。

土田龍空は京田選手の存在が自信に刺激を与えたと話している。
若手たちにとっては、越えなければいけない「壁」というものが絶対に必要であるが、
今その「壁」になりえる選手が何人いるだろうか。

若返りを行い、育成しているように見せかけて
本質的な問題が解決されないまま来季を終えるということだけは
絶対に避けて通らないといけない。

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圧倒的打力不足

今季、クリーンアップを任されていた阿部選手の放出に伴い、
4番ビシエドを支える3番5番問題が、白紙に戻ってしまった。
フェニックスリーグ好調の鵜飼選手がいるものの、
一軍級の投手から同じような成績を残せるかというと
期待はしているが、不安なところもある。

今回トレードで獲得したのはどちらも投手。
バンテリンドームで確実に貯金を殖やすことを目的とした
トレードであればまだ納得はできる。

打撃は捨てるのか?そう考えられても仕方のないトレードであることも確かだ。

欠点が欠点のまま、来季開幕を迎えることが無いよう、
外国人獲得に全力を出してほしい。

このままだと、今季の打撃成績よりもひどい有様になるだろう。

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放出ありきのトレード

正直今回のトレードは二人の選手を放出するためのトレードのようにしか思えない。

だからこそ、京田選手、阿部選手には新天地で活躍してほしいし。
活躍できると信じています。

また、新戦力として迎える、
涌井秀章選手、砂田毅樹選手にはバンテリンドームという投手有利な球場で、
全盛期の輝きを取り戻し勝利に貢献してくれることを願っています。

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残された選手達

同じような年齢同じポジションの選手が多く在籍することになったので、
「ライバル」は多くなる。

二遊間の「壁」がいなくなった今、「ライバル」たちに奮起を促すのも監督次第。

高橋周平がサードスタメン確定のような感じではあるが、
それだと今までと何も変わらない。

高橋周平という三塁の「壁」を乗り越える選手を育て上げることが
監督コーチに課された使命ではないだろうか。

高橋周平選手、木下拓哉選手には中堅として、
チームを引っ張る為今まで以上の成績を残さないといけないし、
でないと、自身のポジションも危ういだろう。

何せよ、今回のトレードで残された選手は危機感を覚えたに違いない。

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最後に

阿部選手、京田選手がチームを離れるのは本当に寂しいです。

ですが、ドラゴンズがうまく二人を起用できなかった分、
イーグルス、ベイスターズではいいシーズンを過ごせるよう。
離れたところから、応援してます。

チームが大変な時期に、二遊間を務めあげてくださり、本当にありがとうございました。

ほなまた
ゆうや

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ゆうや

DetourGeeksの配信担当
村井優のために生き。
村井優のために死ねる男。
主にゲームとプロ野球と村井優のことについて書いてます。

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